Nul（ニュール）はニットクリエイター「えむ」が展開するハンドメイドアートニットブランドです。

今年に入ってから色々なことがあって、作品制作がかなり滞っておりましたが、ようやく1点完成しましたのでお披露目させていただきます。
 

《ラフレシア…Rafflesia》


 

またまた今回も「スカープ」のパターンを使用しています。

 

同じパターンでも糸の組み合わせを変えたり目数や段数を変えていくだけでどんどん表情が変わるので、編んでいて自分でも面白いと思っています。

 

今回は全くウエアから離れたオブジェ作品です。

 

モデルになった花、「ラフレシア」。

東南アジアに生息する花で、世界最大と言われています。

直径１．５ｍもあるそうですが、さすがに現物大を編むことはできないのでその3分の１くらいのサイズにしました。

 

この花は花粉の媒介をハエに頼るため、ハエをおびき寄せるために非常に臭い臭いを放つそうです。

茎・葉・根を持たずに他の植物に寄生してつぼみとなるそうです。

開花が5日ほどと短いので「幻の花」とも呼ばれているそうです。

 

物語で魔女の名前にこの花の名前がつけられるのは、そんな生態から来ているのかもしれません。

その毒々しいイメージを元に（実際は毒はありません）お馴染みのtiny...さん、nijiyarnさんの糸をベースに様々な段染め糸を組み合わせてみました。

 

こちらは今年の秋の海外展示でデビュー予定です。

詳細はまた追ってお知らせいたしますね～