Nul（ニュール）はニットクリエイター「えむ」が展開するハンドメイドアートニットブランドです。

3月の終わり、上野に赴きました。
昨年のこの頃は、風はまだ冷たく桜の蕾も固いままでした。

今年は、初夏を思わせるような陽気に誘われ、早くも3分咲きとなり、平日でも多くの花見客が訪れていました。
 

上野の桜を一人でゆっくり愛でながら、目的は東京都美術館。

「AJCクリエイターズコンテスト2025」が前日から開催されています。


 

今回、Nul（ニュール）として応募した作品「オデット」は入選をいただきました。

昨年に続いて入賞作品に加えていただいたことは本当にありがたいと思っています。

 

会場は原則撮影禁止、出展者は自分の作品のみ撮影許可をいただけるので、他の作品をお見せできないのが残念です。

 

上位の賞を取られた作品は、ジャンルに関わらずやはり違う、と強く感じました。

奥行き。

メッセージ性。

完成度の高さ。

今回の「オデット」は２０１７年に制作したもので、まだまだ地味で表現が足りていませんでした。

 

今年は新作を手掛けるつもりでいるので、しっかりと色々な点を学んで取り掛かろうと思っています。

 

それにしても、「ニットアート部門」の参加者がとても少ないのがショックでした。

そういう自分も、思うところあって「ファッションアイテム部門」に応募しているのですが…

もう一つ「ファブリック部門」もあるので、そちらとの境目が難しいのかもしれない、と思いつつ

桜と観光客が満開の上野公園を後にしました。